増岡組
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茅葺屋根(文化財改修工事)のご紹介


 旧真野家住宅屋根改修と陶磁器館(旧木上邸)茅葺屋根等改修の工事をご紹介いたします。双方とも、茅葺屋根という日本伝統建築の技術を使った屋根改修を行っています。

 増岡組では、多種多様な近代的な建設とともに、神社仏閣、古建築で培った技術を基に、文化財の保全をはじめとした日本伝統建築物の保全工事を行っています。



国指定重要文化財旧真野家住宅屋根改修
 江戸時代初期に建てられた、国指定の重要文化財旧真野(しんの)家住宅は、保存のため、広島県世羅町から三次市みよし風土記の丘に移築されました。当時の典型的な農家である「田の字型住宅」の特徴を残す、貴重な文化財です。




 藁・茅を直径20〜25cmの一束とし、下葺(小麦藁)、中葺(稲藁)、上葺(ススキ)を、下から竹の桟に縄で縛り、留めていきます。全面葺き替えの西面では、約3週間で700束を使用しました。部分補修となる三面の工事は、3〜4月で行いましたが、全面葺き替えは使用する小麦藁が6月収穫(7月に脱穀・乾燥)のため、8月の施工となりました。荷揚げから刈り込んで仕上げるまで、全て人力により施工しました。
★西面屋根では、九州阿蘇地方、及び北広島町の「茅プロジェクト」からのススキを使用しています。




蘭島文化振興施設「松濤園」(陶磁器館)茅葺屋根等改修
 呉市下蒲刈町の松濤園にある陶磁器館(旧木上邸)は、宮島の門前町に18世紀末頃に建てられた町家を、古伊万里の名品の展示施設として移築した呉市指定有形文化財建物です。




 12m角程度の方形(ほうぎょう)の茅葺屋根葺替工期は30日でした。
 材料は、熊本阿蘇山のススキ。一束は直径30〜40cm、7kg程度で、2尺、3尺、4尺と、寸法の異なる茅(ススキ)の束を厚み50cm程度で葺いていきます。



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